神戸市北区に在る重要文化財「箱木家住宅(箱木千年家)」を訪れました。
近年、住宅業界では100年住宅や200年住宅というキーワードがありますが、上には上が在るものです。
な、なんと1000年住宅!です。
と思ったら、実は室町時代後期に建った600年住宅のようです。それでもスゴイですが。
以下、神戸市のサイトより抜粋します。
◆一般に『箱木千年家』の名で知られます。元禄期(17世紀末)にはすでに「千年家」と呼ばれていたことが当家に伝わる文書に記されています。伝承では大同年間(806〜810)建築とされていますが、『千年家』とは「非常に古い家」の意味で、「千年経った家」という事ではないため、この箱木家住宅も実際の建立は14世紀、室町期と考えられています。
しかし、わが国で現在室町期の建築とされる民家は、箱木家の他に、古井家住宅(姫路市安富町)、堀家住宅(奈良県西吉野村)の2つしかなく。呑吐ダムの建設に伴ない、現在の場所に移築された際の調査でも、類例がないため、正確な年代は特定出来ませんでしたが、ほぼ同様の結論になり、同時に現存する日本最古の民家であることが確認されました。
構造材の木材自体は、それほど太い立派なというものではありませんでしたが、
建物自体の存在感は圧巻です。
ほんと、『まんが日本昔ばなし』に出てきそうな、「むか〜し、むかし」の住居です。